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『株の家庭教師』講義１～株式とは何か？～

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講義1～株式とは何か？～

－そもそも株式とはどういうものなんですか？

簡単に言うと、一般的に株といっているものは株式会社が発行している株券のことをいいます。
ではなぜ株式会社は株券を発行するのでしょうか。
株券の発行は会社がお金を集めるために行っている手段なのです。まず、会社を興すためには莫大な資金が必要になり、とても個人でお金を用意するのには大変です。（今では会社法も変わって少ない資本金で会社を興すことができますが･･。）
そこで、会社は株式を発行してお金を調達しているのです。

－どうして株式を発行すると会社はお金が得られるの？

会社は株式に価値を持たせて売っていいます。それを顧客が買うことで会社は利益を得ています。
しかし、株式というものはそのままではただの紙切れにすぎないということに注意してください。
ではなぜ顧客はその紙切れを買うと思いますか？何もメリットがないと買わないと思いませんか？
ここで簡単な例を出して説明していきます。
A会社が株式を1枚10万円を10枚発行したとしましょう。
A君が1枚、B君が5枚、C君が4枚株式を買いました。この時点でA会社は100万円の資本を手に入れたことになります。
その資本金でA会社は事業に成功し、資本金を200万円に増やすことに成功しました。ここで会社は株式を購入してくれた人（株主）に感謝のしるしに利益の一部を1株1万円ずつ分配しようと思ったわけです。これが配当といわれるものです。A君は1万円、B君は5万円、C君は4万円の配当金をもらうことになります。
しかし、次の年A会社は事業に失敗して倒産してしまったのです。A会社は借金の返済をしなくてはなりません。

－じゃあ株主はどうなるの？株主も借金の返済をしなければいけないの？

答えはNoです。株主はその会社の借金を負担することはありません。しかし、株式はただの紙切れになってしまいます。A君は1万円、B君は5万円、C君は4万円の損をすることになります。つまり、株主は投資した額だけ損をすることになります。
損をしないためにも株主はその会社の将来性を見極めなくてはなりません。
株主は会社の将来を買っているといってもいいでしょう。

次の講義では株式を持つことのメリット･デメリットをもう少し詳しく講義します。
講義2～株式を持つことのメリット･デメリット～

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