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『株の家庭教師』　　講義3～株式の種類について～

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講義3～株式の種類について～

－株式にはどんなものがあるのですか？

株式投資を始める前に、まずは株式の種類について説明していきましょう。
株式には
①すでに市場で売買されている株式
②会社が新しく株を発行した株式
③ワラント債や転換社債等を利用した株式があります。
また、一般に売買されているのが普通株と呼ばれています。普通株には売買単位というのが決まっていて1000株単位や1株単位などと決められています。
例えば株価が463円だとしても売買単位が1000株であると、購入するのに463000円の資金が必要になります。
そこで売買単位の10分の1で株式が買えるミニ株というものが登場します。ミニ株だと、人気銘柄でも少ない資金で購入することができ、また手数料も安くなります。
先ほどの例を使いますと、46300円で購入することができることになります。
ただし、ミニ株を10単位購入すれば株主になれますが、ミニ株を1単位購入では株主になれないことに注意してください。同様にミニ株を10単位購入しないと株主優待が受けられないという会社がほとんどなので注意してください。

－ミニ株のほかに少ない資金で株式投資ができる方法はないのですか？

株式投資には他に投資信託というものがあります。投資信託もミニ株同様少ない資金で株式投資をできることができます。
投資信託とは証券会社にお金を預け、証券会社に委託して運用してもらいます。
つまり複数の人から少しずつお金を集め、そのお金で証券会社が運用していくことを言います。
投資信託には各証券会社・目的によって運用リスクや収益は異なってきます。
投資信託は投資のプロに資産を運用してもらえるので安心感がありますが、万一失敗したとしても文句は言えません。

－先ほど出てきたワラント債や転換社債とはなんですか？

ワラント債とは新株予約権付社債のことをいいます。普通の社債に比べて、ハイリスクハイリターンとなります。
というのも、普通の社債では発行元の会社が破綻しない限りは必ず元本を取り戻せるが、ワラント債では株式を買い取る権利を含んでいるため権利行使価額より株価が下がってしまった等の理由で権利の行使を行わない場合、その分が損失となります。
また、ワラント債では代金と引き換えにしないと株式を入手できないため、より多くの資金が必要となります。
逆に、権利行使価額より株価が大幅に上昇し、付与率も高く、多くの資金が手元にあれば大きなリターンをもたらすことになります。

転換社債は新株予約権付社債の一種で、転換価額（事前に決められた株式購入の価格、変更される商品もある）で株式に転換できます。
つまり、ワラント債では代金と引き換えに株式を入手するのに対し、転換社債では社債と引き換えに株式を手に入れられます。
詳しく説明すると、転換価額よりも株価が上昇すれば社債を株式に変換、売却することで利益を得ることができ、
逆に転換価額よりも株価が下がった場合、転換せずに満期日まで待つことで、社債としての利息を受け取り続けることができます。
また、普通の社債に比べ有利な条件が多いため利息は低めに設定されます。

ココの部分は難しい用語もたくさん出てきたのでしっかりと復習しておきましょう。

次の講義では株式のはじめ方をもう少し詳しく講義します。
講義4～株式投資をはじめるには？～

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